フェイエノールトの日本代表FW上田綺世選手が、フランス1部リールへ移籍する見通しだとフランス・オランダの複数媒体が報じました。移籍金は約1500万ユーロ、8月31日にメディカルチェック予定とされています。一方、現時点では両クラブの公式発表前です。この記事では確定事項と報道を分け、特に日本から追いにくいオランダ国内の報道とサポーターの反応を日本語訳で紹介します。
上田綺世がリールへ移籍|現在の状況

報道段階フランス紙『L’Équipe』は2026年8月30日、リールとフェイエノールトが上田選手の移籍で「全面合意」に達し、移籍金は約1500万ユーロ、翌31日にメディカルチェックを受ける予定だと報じました。移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者も、書類交換が済んだと伝えています。
オランダの『Voetbal International(VI)』は、それより前にADOデン・ハーグ戦後、上田選手がチームメートへ別れを告げたと報道。リール会長オリビエ・レタン氏も試合を現地観戦したと伝えられています。
移籍金1500万ユーロは安い?報道差を整理

『L’Équipe』と現地フェイエノールト系メディアは、ボーナス込みで約1500万ユーロと報道。日本円では約27億8000万円と伝えられています。ただし『De Telegraaf』系の記事には最低2000万ユーロとの見方もあり、金額には差があります。固定額、ボーナス、将来の売却条項を各社が別々に捉えている可能性があるため、公式発表までは幅を持って見る必要があります。
| 主な報道額 | 約1500万ユーロ(ボーナス込みとの報道) |
|---|---|
| 別の見方 | 最低2000万ユーロとのオランダ報道もあり |
| 加入時の金額 | 2023年に約800万~900万ユーロで獲得と報道 |
| 契約期間 | フェイエノールトとは2028年夏まで |
上田選手は昨季リーグ25得点を記録し、今季も開幕4試合で3得点1アシスト。クラブ通算は112試合43得点7アシストと報じられています。現地では得点力、年齢、残り契約年数の評価によって移籍金への意見が割れました。
リールでの役割は?ジルーと定位置争い

リールでは、好調なベテランFWオリビエ・ジルー選手との競争が予想されます。モロッコ代表ハムザ・イガマネ選手は右膝前十字靱帯断裂からの復帰待ちと報じられており、上田選手には加入直後からセンターフォワードの重要な選択肢になる期待がかかります。
リールはチャンピオンズリーグ出場クラブです。ジルー選手の経験とポストプレーに対し、上田選手は背後への動きと得点エリアへの侵入で違いを作る構図になりそうです。
オランダメディアは「別れ」をどう報じた?

オランダで最も早く強く伝えられたのは、移籍先よりも「上田が別れを告げた」という事実でした。『VI』は、ADO戦で得点した上田選手が残り10分で交代し、試合後にチームメートへ別れを告げたと報道。契約が2028年まで残る主力FWの移籍として大きく扱っています。
『FootballTransfers Nederland』は、リール関係者がデ・カイプを訪れ、試合後に最終調整したと紹介。フェイエノールト系の『FeyenoordPings』は、昨季25得点を挙げた選手を失う一方、獲得時より利益が出る「クラブ経営上の取引」という側面を強調しました。
単純な「ステップアップ移籍」というより、得点源への惜別、移籍市場最終盤の補強不安、売却益への評価が同時に語られています。
オランダ国内の反応は?

日本からは追いにくいオランダ語のサポーター掲示板を確認すると、上田選手への評価は「戦力として惜しい」が中心でした。一方、移籍金の妥当性と後任確保を巡っては賛否が分かれています。以下は公開投稿の趣旨を損なわない範囲で短く引用・翻訳したものです。
フェイエノールト掲示板では「28歳で獲得額が約900万ユーロなら2000万ユーロは好条件」とする声がある一方、「昨季の得点王を1500万ユーロで手放すのは安い」との反論もありました。批判の矛先は上田選手より、移籍最終盤まで後任が見えないクラブ編成に向いています。
出典:r/feyenoord、r/Eredivisie、FOK! Forum(2026年8月31日閲覧)。掲示板投稿は事実の根拠ではなく、現地ファンの反応として紹介しています。
海外の反応は?X投稿も紹介

海外SNSでは、移籍成立に近いという情報が急速に広がりました。ロマーノ記者の投稿は「書類交換」「1500万ユーロ」「月曜日のメディカル」を一度に示したため、フランス側では新たな得点源への期待、オランダ側では後任への懸念が強まっています。
Lille have exchanged documents and completed deal to sign Ayase Ueda from Feyenoord. Fee worth €15m and medical on Monday.
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) August 30, 2026
「リールはフェイエノールトから上田綺世を獲得するための書類を交換し、取引を完了。移籍金は1500万ユーロで、月曜日にメディカルチェック」
Ayase Ueda will make a transfer to Lille OSC, club sources confirm.
— Feyenoord Transfermarkt (@FeyenoordTM) August 30, 2026
「クラブ関係者の情報として、上田綺世はリールOSCへ移籍する」
ただし、上の2投稿はクラブ公式声明そのものではありません。Xの投稿は動向を知る材料にはなりますが、契約成立の最終確認はリールとフェイエノールトの公式発表を待つ必要があります。
まとめ

- 上田綺世選手はリール移籍へ向け、クラブ間合意・書類交換・メディカル予定まで複数媒体が報道
- 移籍金は約1500万ユーロが有力だが、2000万ユーロ以上とのオランダ報道もある
- リールではジルー選手との競争が予想され、即戦力の得点源として期待される
- オランダの反応は「上田を惜しむ声」と「移籍最終盤の後任不安」が中心
- 正式決定は両クラブの公式発表を待つ必要がある
オランダ国内では、上田選手の人柄と得点力を評価して新天地を応援する声が目立ちました。話題の中心は選手への批判ではなく、主力を売却するタイミングとフェイエノールトの次の一手です。公式発表後は契約年数や背番号、加入会見の内容も追記できるでしょう。




