2025年5月4日付で、J1京都サンガに所属するMF安斎悠人が解雇されました。
「不適切な行為があったこと」が原因で詳しい理由は明らかにされていません。
このことが憶測を呼びSNSなどでは話題になっています。
過去にも不適切な行為で解雇となったJりーがーは複数います。まとめてみました!
ギレルメ(ジュビロ磐田、2018年)

ブラジル人DFギレルメ・オリベイラ・サントスは、2018年5月2日のJ1第12節横浜F・マリノス戦において、前代未聞の暴力行為を行いました。
問題行動の内容:
- 退場処分を受けた後、横浜FMの喜田拓也選手に蹴りを入れる
- さらに退場時、相手ベンチ前でスタッフにも肘打ちなどの暴行
この行為に対してJリーグからは計7試合の出場停止処分が下されましたが、磐田クラブは「前代未聞の不祥事」と判断し、双方合意のもと即刻契約を解除しました。
その後、ギレルメは母国ブラジルのパイサンドゥ(2部)に移籍しましたが、そこでも試合後に相手選手にパンチを浴びせるなど問題行動が続き、「問題児気質」が治らなかったと報じられています。
同選手は、今年1月に磐田に加入。開幕からレギュラーとして出場を続けたが、5月2日のJ1第12節の横浜FM戦において、MF喜田拓也に乱暴を働き、さらに退場する際に相手ベンチ前でスタッフにも暴行を働いた。
Jリーグからは合計7試合の出場停止処分が下っていたが、前代未聞の不祥事と判断した磐田はただちに契約を解除していた。
18/10/23 ゲキサカ
ファビオ&ペドロ・マンジー(アルビレックス新潟、2020年)

2020年9月17日、新潟のブラジル人FWファビオが酒気帯び運転で取り締まりを受け、同乗していたFWペドロ・マンジーも任意捜査の対象となりました。
問題となった点:
- 酒気帯び運転という法律違反(ファビオ)
- それを知りながら同乗(ペドロ・マンジー)
- クラブが事件を即座に公表せず、事件発生後もファビオを6試合に出場させていた
クラブは事件発生から約1ヶ月後の10月19日に両選手を契約解除。
是永大輔社長は「法的に問題がなかったにせよ、道義的に許されるものではなかった。判断ミスだった」と謝罪しました。処分として、両選手は即刻解雇、是永社長は2020年12月31日までの報酬100%減額となりました。
J2アルビレックス新潟の所属2選手が9月17日に道路交通法違反を起こし、10月19日付けで契約解除となった。
昨年ブラジル全国選手権2部で得点ランキング2位となり、今季加入した新潟でもここまで5得点のFWファビオが酒気帯び運転で取り締まりを受けたのが、9月17日の午前1時から2時のこと。後日、FWペドロ・マンジーが同乗していたことが明らかになり、彼も任意捜査の対象となっていた。
問題を大きくしたのは、クラブがすぐに公表せず、トレーニングへの参加や試合出場といった通常の活動を認めたことだった。
2020年10月20日サッカーダイジェスト
田代雅也(FC岐阜、2017年)

FC岐阜のDF田代雅也(当時23歳)は2017年3月27日、酒気帯び運転による物損事故を起こしました。
事件詳細:
- 友人と石川県小松市内で飲食後、酒気帯び状態で運転し街路樹に衝突
- クラブは「重大な不祥事」と判断し、3月31日付で契約解除
田代は法政大から2016年に岐阜に入団したばかりで、ルーキーイヤーに28試合に出場した有望な選手でした。クラブは同時に宮田博之社長の1カ月の減俸10%などの処分も決定しました。
事故があったのは27日午前2時頃、石川県小松市内で友人と飲食したあと、乗用車を運転して街路樹に衝突したのだという。その際、駆け付けた警察官が飲酒検査を実施し、酒気帯びが発覚した。
岐阜は31日付けで田代との契約を解除。宮田博之代表取締役社長が1か月の減俸10%、高本詞史チーム統括部長は1か月の減俸5%処分となった。
17/3/31 ゲキサカ
道渕諒平(ベガルタ仙台、2020年)

ベガルタ仙台の下部組織出身のMF道渕諒平(当時26歳)は、2020年10月、交際女性へのDV問題が週刊誌で報じられ、契約解除となりました。
事件内容:
- 交際女性への暴力行為(DV)
- 週刊誌には「画面越しに包丁を持ち自殺をほのめかす写真」やメッセージなども掲載
- クラブは8月に問題を認識していたが、示談成立後にチーム復帰させていた
特筆すべきは、道渕は2017年(甲府在籍時)にも別の女性への暴行容疑で逮捕されており、不起訴処分となっていた前科があったことです。
J1仙台は20日、この日発売された週刊誌でDVなど、交際女性とのトラブルを報じられたMF道渕諒平(26)と契約解除したことを発表。同日午後、本拠地のユアテックスタジアム仙台で菊池秀逸社長(68)、渡辺雅昭取締役(63)、丹治祥庸強化育成本部長(48)が会見。記事に、クラブが認知していない事実など、秩序、風紀を著しく乱す内容が含まれていたと解雇に至った経緯を説明し、謝罪した。
2020年10月21日 スポーツ報知
安斎悠人(京都サンガF.C.、2025年)

京都サンガF.C.の若手有望株MF安斎悠人(20歳)は、2025年5月4日付で「不適切な行為」を理由に契約解除されました。
選手情報:
- 2005年4月25日生まれ、福島県出身
- 尚志高校から2024年に京都入団
- 昨季は史上3人目となる高卒新人の開幕戦ゴールを記録
不適切行為の具体的内容は公表されていませんが、若く期待されていた選手だけに大きな話題となっています。
まとめ
これらの事例から、Jリーグでは特に以下のような不祥事が契約解除につながる傾向があります。
- 暴力行為(特に試合中や公の場での暴力)
- 飲酒絡みの問題(酒気帯び運転など)
- 対人トラブル(DV、暴行など)
安斎悠人の不適切行為もこれらが原因の可能性が高いのではないでしょうか?